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ハイゴは世界で初めて日本の伝統色100色の漆を開発しました。その中からプロダクト用に24色をセレクト。朱(赤)と黒という色漆のイメージを一新する多彩なカラーバリエーションは、漆の持つしっとりと優しい艶や色の深さなどの魅力を、生活の様々なシーンで楽しむことが出来ます。そして、「24の日本の色、そして漆を指先にまとう」というコンセプトで生まれたネイルチップがジャパネイルです。臙脂色(えんじいろ)、緋色(ひいろ)、若竹色(わかたけいろ)、紺碧(こんぺき)、杜若色(かきつばたいろ)、漆黒(しっこく)など、色それぞれに生まれ持つストーリーを楽しみながら、時には2色を楽しんだりと、自分だけの新しい美の表現スタイルを見つけてください。
  千歳緑と照柿 漆黒と灰汁色 藤紫と桜色 漆小麦色と浅縹

臙脂色:えんじいろ
臙脂色:えんじいろ
時代:奈良時代
季節:初夏

「人しれず思えばくるし紅の すえつむ花の色にいでなん」(古今和歌集)。古来から日本人は赤の色に思いを託してきました。赤の中でも濃厚な色調が臙脂色で、別名「艶紅」とも呼ばれています。中国北西部甘粛省(かんしゅくしょう)にある、紅花の一大産地「燕支山」にちなんでいます。また、動物性色料「正臙脂」にも由来するとされます。濃い赤になればなるほど、大量の紅花を必要としました。ドキッとするような深みは、大人の赤。

紅:くれない
紅:くれない
時代:奈良時代
季節:初夏

「濃き赤きなど、さまざまに選らせたまひつつ…」(『源氏物語』玉鬘)。紅花染は平安時代以降、長く女性たちの憧れでした。もともとの紅花は黄と赤両方の色素を持つ花。初夏の早朝、露を含んで柔らかなうちに花びらだけを摘み、水に浸け、溶解しやすい黄だけを抜きます。そしてアルカリ性の溶液に浸け、輝くような紅色を引き出す……。高価で、しかも大変な手間がかかる紅は、禁色(きんじき)として高位の人だけに許されていました。

牡丹色:ぼたんいろ
牡丹色:ぼたんいろ
時代:平安時代
季節:春〜夏

「立てば芍薬、座れば牡丹……」女性の美しい姿に例えられる牡丹。奈良時代に渡来し「富貴草」と呼ばれて薬草として栽培されました。やがて、姿形の美しさは世の人の心をとらえ、平安時代には「ほうたん」の名で愛でられました。そして、明治時代。牡丹色が爆発的に流行したと言われます。折しも、洋が急速に入ってきた時期。絵画で「牡丹孔雀図」など高貴なイメージを持つ色合いは、当時のおしゃれな女性たちに支持されました。

一斤染め:いっこんぞめ
一斤染め:いっこんぞめ
時代:平安時代
季節:通年

平安の頃、紅花染は大変高価なもので、禁色とされ、高貴な人にだけ許されていました。しかし、紅色への憧れは断ちがたく、聴色(ゆるしいろ)として示されたのが一斤染めでした。紅花一斤で絹一疋(いっぴき)を染めるのならと許可されたのです。一疋とはきものと羽織が縫える量。どれほどの淡さかが分かります。憧れの色を許された量だけ楽しんだ時代。色に秘めた情熱を知るとともに、色を自在に楽しむことのできる幸せに気付かされます。

照柿:てりがき
照柿:てりがき
時代:江戸時代
季節:秋

柿の字がつく色の、そのエッセンスは実は梅の木。江戸時代中期。梅の木の樹皮を煎じた汁を染料とし、草木灰からつくった灰汁で媒染して、梅染め黄赤色が誕生しました。熟して今にも落ちそうな柿の実のような色ということから、この名前がつけられました。現在の「柿色」は、もともとこの「照柿」を指しています。日本のほとんどの地方で栽培されるという柿。秋の陽に照り映えてぽってりと艶やかな色は、鮮やかな郷愁を呼び起こすのです。

緋色:ひいろ
緋色:ひいろ
時代:古墳時代(大和朝廷期)
季節:通年

緋色の「緋」は、「想ひ」の「ひ」。人想う、燃えるような心の色です。蔓草の茜から、このきれいな緋を取り出すには、粥状に煮た白米に赤い根を浸し、水洗いし、酢水で煮出して色素を出していきます。布は布で、あらかじめ媒染してある布を染めなくてはならず、実にいくつもの複雑な工程を要しました。自然の色をまといたいからこそ惜しまない手間ひま、そして情熱。緋の色が、大変高貴な色として珍重されていたのもうなずけます。

桜色:さくらいろ
桜色:さくらいろ
時代:平安時代
季節:春

「桜の細長に、御髪は左右よりこぼれかかりて、柳の糸のさましたり」(『源氏物語』若菜下)。桜色は、紅染の中で最も淡い色です。ほんのり優しい色合いを使った表現は、文学でも数多く登場します。春を待ちこがれて、ようやく出会える日本の色。咲いたとたん、どうかまだ散らずにと願わせる、これほどに日本人を魅了する花があるでしょうか。淡さゆえに、切なさが募り、時が惜しまれる……。四季が育む、情感の豊かさを見る思いです。

丁子色:ちょうじいろ
丁子色:ちょうじいろ
時代:主に平安時代から
季節:通年

「丁子染の、こがるるまで染める」染めては重ね、染めては重ね……と『源氏物語』には色と香りを楽しんだ様子がうかがえます。丁子はフトモモ科の常緑樹。つぼみが「丁」の字に似ていることから名づけられました。丁子で染めたものは、えも言われぬ芳香が残ることから「香染」という雅びな名で、王朝人たちに愛されていました。想い人に歌を詠み贈る時、扇に使う和紙なども染めたとか。知性とともに香る恋心をシックな色調に託してみては。

灰汁色:あくいろ
灰汁色:あくいろ
時代:江戸時代
季節:通年

江戸っ子好みの、渋い色。灰汁とは、黒灰を水に浸して沈殿させ、それをろ過して出来た上澄みのことです。布や糸の精錬・漂白、染色の媒染としてもなくてはならないものでした。また、江戸時代には灰が広く使われており、灰のリサイクル専門業者も成り立つほどだったそう。 まさに江戸の日常的な色だったのです。枯れて落ち着いた色合いは今でも、きものを着慣れた上級のおしゃれを楽しむ人たちにとっては欠かせない色といえるでしょう。

小麦色:こむぎいろ
小麦色:こむぎいろ
時代:明治時代
季節:夏

小麦そのものは、弥生時代には中国から渡来していたようですが、小麦からとられた色名は長い間ありませんでした。しかし、明治時代の文明開花により、海外の文化が入ってくると、日本人は肌色の表現にこだわりを見せるようになります。小麦の籾の色を、日焼けした健康的な肌色の名前にしたのも、日本人のアイデンティティの証なのかもしれませんね。陽ざしを連想させる、健康的で行動的な色には、前向きなエナジーがあふれています。

山吹色:やまぶきいろ
山吹色:やまぶきいろ
時代:平安時代
季節:春

春の桜の見頃が過ぎた後、黄色い小さな花を咲かせるのがバラ科の山吹です。冴えた赤味の黄色は「黄金色」とも。貴族たちには使われる機会が少なかったせいか、黄色系の色名は伝統色には少ないようです。その中でも、山吹色は平安貴族たちが、好んで使った色でした。無彩色の季節の間、待ちこがれてようやく訪れた春。可憐ながらもはっきりと主張する山吹色が、当時の人々の目にどんなにか鮮やかに映ったことでしょう。

白緑:びゃくろく
白緑:びゃくろく
時代:飛鳥時代
季節:通年

日本画の絵の具の色から名付けられた白緑。仏画や仏像に使われているのをよく見かけます。大陸文化が流れ込んだ時代のエキゾチシズムとともに、気高さを感じさせる色です。銅を酸化させた緑青色の粒子を微細な粉末にしてつくることも、また、孔雀石(別名マラカイト)から採ることもできます。孔雀石を砕いて細かくしたものを水の中に入れて混ぜると、比重の軽い白緑が浮かんできます。透明感ある清涼な水のような明るい色合いです。

若竹色:わかたけいろ
若竹色:わかたけいろ
時代:明治時代
季節:初夏

松竹梅と、めでたきものの一つに数えられる「竹」。成長が早く、入手しやすく、削る、曲げるなどが簡単なため、日用品に工芸品にとさまざまな形で愛されてきました。しかし青竹色の名が江戸時代からあったのに対し、若竹色の名が見られるのは明治・大正になってからのことだとされます。みずみずしい若竹が天を目指し真直ぐに伸びていく。その清新さを象徴した、実物の若竹よりも明るい緑が、近代の日本人に好まれたという証でしょう。

千歳緑:ちとせみどり
千歳緑:ちとせみどり
時代:不明
季節:正月〜春

永久に、千歳に、ずっと変わらずに。常緑の松は不老長寿を意味し、おめでたいものとして古来より重宝されてきました。もの皆移りゆく世にあって、いつの季節も、いつの時代も変わらず豊かな緑を持ち続ける常盤(ときわ)の樹。島崎藤村は『常盤樹』と題する詩のなかで次のように詠んでいます。「汝千歳(いましちとせ)の時に嘯(うそぶ)き独りし立つは何の力ぞ」と。変わらぬ緑の豊かさと成熟が際立つ、孤高の色と言えるでしょう。

鶯茶:うぐいすちゃ
鶯茶:うぐいすちゃ
時代:江戸時代
季節:春

茶色がかった緑褐色。春を告げる鶯の羽に、茶が入ったような渋みのある色を指します。江戸時代に広く知られた色名で、近松門左衛門の浄瑠璃にも木綿の綿入れの色として出てきます。江戸時代に贅沢が禁止され、衣類の色を抑えるようになったことから、普段着の色として大流行しました。茶はそれまで僧侶や公家など一部の人々の飲み物でしたが、次第に庶民も茶をたしなむようになり、この時代、茶のつく色名が他にもたくさんつくられました。

浅縹:あさはなだ
浅縹:あさはなだ
時代:飛鳥時代前後
季節:秋

花色、縹色、露草色、千草、月草。いずれも同じ由来を持つもので、露草の花びらで染めた色を指します。縹色は浅縹の他にも深縹色や中縹色、次縹色などがあり、古くは階級を表すためにも使われました。水にあえば消えてしまう退色性から、平安時代になると、染料として用いられることはほとんどなくなります。逆にその特性を利用して、下絵を書く青として残されたのでした。朝咲き、昼にしぼむ露草の色。はかなさの象徴でもあります。

紺碧:こんぺき
紺碧:こんぺき
時代:不明
季節:通年

空の形容に使われることが多い紺碧。辞書には黒みを帯びた紺色の記載があります。しかし、碧はミドリとも読み、碧石の青緑に由来し、鮮明な緑色の青を言います。碧玉、碧海……みな、青みの緑です。一見、自然界にはあまり見られないと思われがちですが、ひとたび空から海を眺めればやはり自然はこのような鮮やかな表情を持っているもの。光や大気を通して見る湖や海は、いつまでも見ていたい美しさ。きりりと一服の清涼剤のようです。

紺色:こんいろ
紺色:こんいろ
時代:古墳時代(大和朝廷期)
季節:通年

古くは七色十三階の冠位の制で5番目の青冠として紺色は用いられていました。当時は「ふかきはなだ」と呼ばれていたようです。さまざまな時代で紅や紫の濃い色は禁色とされていましたが、藍染だけは濃く染めても禁止されませんでした。特に桃山時代以降になると木綿が普及し、藍染めが更に盛んになります。江戸時代には仕事着として紺色の法被が流行しました。現代でもお祭りの半被や仕事着などに紺色が多いのは、この頃の名残です。

杜若色:かきつばたいろ
杜若色:かきつばたいろ
時代:平安時代
季節:初夏

新緑がまぶしい季節に美しいコントラストを見せる杜若の色。赤みのある紫色のこの花は、世阿弥の名作にも登場します。また『伊勢物語』では在原業平が「から衣 /きつつなれにし/つましあれば/はるばるきぬる/たびをしぞ思ふ」の歌に「かきつばた」の五文字をひそませるなど、文学の世界でも大変なじみの深い花です。すっくと伸びるりりしい緑の先からこぼれるのは、気高く美しい赤紫。粋を感じさせる、艶っぽい色です。

藤紫:ふじむらさき
藤紫:ふじむらさき
時代:明治時代
季節:初夏

日本の名花、藤。香りたつような藤紫の雅やかさ。浮き世ばなれしたような美しい印象は、たくさんの物語を生み出してきました。『古事記』には、ある男が藤の蔓(かづら)で縫った衣と靴をまとって、恋しい女性を訪ねたところ。たちどろこに男の身体は藤の花に包まれ、その不思議さに女性は恋に落ち、結婚したという話があります。淡く優しい花ながらも、こぼれるほど見事に咲き誇れば、妖艶そのもの。藤紫が持つ色の魅力です。

京紫:きょうむらさき
京紫:きょうむらさき
時代:江戸時代
季節:初夏

「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖降る」(額田王)。紫草が群生する野で袖を振る大胆な恋人への戸惑いと激情が詠まれた歌です。情熱の赤と、クールな青を合わせ持つ紫は、このように複雑で豊かな表情を持ち、古来から日本人の心に寄り添ってきました。また大変高貴な色でもありました。青みの強い紫を江戸紫と呼ぶのに対し、赤みの強い紫を京紫と呼びます。はんなりとした優しさと雅びやかさを持つ色は、京の表情そのもの。 元々、都のあった京の町は江戸の町と様々な面で、趣味や思考が対照的でした なので、紫色1つにも、好みの違いが現れていたと言えます。

桑の実色:くわのみいろ
桑の実色:くわのみいろ
時代:不明
季節:初夏

木苺に似た桑の実の、熟しきったような色から名づけられました。絹織物の国・日本では、古来より養蚕業が盛んで、昭和初頭まで桑の実は非常に身近なものでした。が、化学繊維の発達とともに、絹の生産量は減少していきます。同時に、桑の実と言われて即座に思い付く人も少なくなってきました。絹の国の装いを支えて来た養蚕、そして桑。次第に見かけにくくなっていますが、鮮やかな果実に由来する色名は大切に楽しんでいきたいものです。

褐色:かっしょく
褐色:かっしょく
時代:鎌倉時代
季節:通年

黒みを帯びた茶色を指します。深みのある落ち着いた褐色は、一見そつがなく、合わせやすい色ではあります。が 、この色を単なるベーシックカラーとしてではなく、おしゃれに使いこなせる人ほど、上級者と言えるかもしれません。古来褐色は勝色(かちいろ)とされ、武家社会では縁起をかつぎ、鎧などに盛んに用いられました。現代に生きる私たちにも、運を呼び込みたい大切な場面でアクセントとして使い、楽しんでみるのはいかがでしょう。

漆黒:しっこく
漆黒:しっこく
時代:平安時代
季節:通年

有彩色を混ぜ、重ねていくと、限り無く黒に近付いていきます。その意味でも、さまざまな色を内包し、無限の発展性と可能性を秘めた色といえるでしょう。中でも、漆黒は漆の光沢を表す滑らかな黒。工芸品から武具まで多様な場面で好まれてきました。ぽってりと量感のある艶めきの黒は、無彩色であるがゆえの華やぎを秘め、『陰影礼讃』のような、ほのかな灯りのもとで一層あでやかさを増し、日本人の美意識に語りかけてくれます。